先日、姉の娘、つまり私にとって姪に当たる子を、歯医者に連れて行くことになりました。
姉がどうしても外せない用事があるとのことで、近くに住んでいて、車を持っている私が代理の付き添いになることになったのです。
小さな子なら、母親と一緒でないと怖がりそうなものですが、姪はもう9歳で、本当は一人でも大丈夫だというところを、心配した姉がいつも付いていっているのです。

姪が通っている歯医者は、専門というわけではありませんが、地域の中でも小児歯科が有名なところ。
入るなり、幼稚園のようなかわいらしいデコレーションをされた待合室で、絵本やおもちゃも充実していました。

それでもやはり歯医者ですから、小さな子の恐怖心は拭い去れないようで、診察室から泣き声が聞こえることも何度もありました。
姪は、9歳ともなると歯医者なんて恐ろしくないのか、それともただ度胸があるだけなのか、診察室からの泣き声なんて気にすることなく、おとなしく一人でずっと本を読んでいました。

診察室での処置もすぐに終わり、問題なく帰宅することになりました。
何せ歯医者帰りなので、いつも買い物に行くときのように甘いものを食べるために寄り道することもできず、家に送り届けて、私のミッションは終了しました。

子供のいない私にとって、思いがけず小児歯科に行く機会ができて、ちょっと良い経験になったと思っています。